青蓮寺 <横浜市神奈川区>

横浜の鉄道沿線散策で、JR東海 東海道新幹線沿線を散策の途中、横浜市神奈川区の照光山平本院青蓮寺(高野山真言宗)を訪れた。
境内に高野山遙拝標柱が建っている。

▇新編武蔵風土記稿による青蓮寺の縁起
(羽澤村)青蓮寺
村の中央にあり、古義真言宗鳥山村三會寺末照光山平本院と號す、開基は村の里正喜兵衛が先祖なり、法謚を平本院と云卒年を傳へず、彼が氏を平本と云、故にそれを法謚とし亦寺の院號にも用ひしとなり、開山の僧及び年歴を傳へず、本堂六間に四間半東向、本尊は昔は大日なり、それは木の坐像にて長五寸許なりしが、いつの頃にか盗のために失ひしにより、其後如意輪観音木の坐像にて長八寸なるを本尊とせり、しかれども元の像は奇異のことどもありとて、何人か持来て當寺へ返せりと云、此大日は作物とのみいひ傳へて何れの作と云ことを知らず。(新編武蔵風土記稿より)

▇「神奈川区史」による青蓮寺の縁起
照光山平本院青蓮寺(高野山真言宗) 羽沢町七六二番地
沿革 開山・開基不詳。当寺明細帳には、開山を祐秀上人慶長四年二月一〇日寂とあったといい、過去帳には「開山法印隆全、永正元年創立、同一二年入寂、鳥山三会寺九代目也」といい、『新編武蔵風土記稿』には「開基ハ村ノ里正喜兵衛ガ先祖ナリ。法号ヲ平本院ト云。卒年ヲ伝へズ。彼ガ氏ヲ平本ト云。故ニソレヲ法号トシ、亦寺ノ院号ニモ用ヒシトナリ。開山ノ僧及年歴ヲ伝ヘズ」とある。昭和二年入山した伊藤照道が住持して以来、漸く一寺の体裁を整へるに至った。(「神奈川区史」より)


2023年7月21日
横浜市神奈川区羽沢町762

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参道


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本堂


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境内


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高野山遙拝標柱、仏足石




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